2004年にパナマのエスメラルダ農園で脚光を浴びた「ゲイシャ」（ゲシャ）種の起源とされるのが、エチオピアのゲイシャ（ゲシャ）です。
そのゲイシャ種だけを集めてナチュラル製法で仕上げられています。
G3はG1の下位グレードとされますが、コーヒーの名産地であるシダモ地方グジで、エチオピアの豊かな雨量や高原の昼夜の寒暖差、肥沃な大地に恵まれて育ったゲイシャの豊かな味わいは劣りません。
手の届く価格帯で日常に取り入れて楽しめるゲイシャでもあります。

農園で見られるとされる、白いマントを着たような姿の珍しいサル、アビシニアコロブス（Colobus guereza、ゲレザ）がいて、コーヒーの麻袋に印刷されているそうです。
アビシニアは今のエチオピアで、エチオピア高原の別名としても使われます。
アビシニアンモルモットやアビシニアンという猫の種類にもその名前が残っています。（猫のアビシニアンに関しては「アビシニア(エチオピア)から連れ帰られた猫」ということからイギリスで広まったものの、エジプト原産といわれています。）

ノート：
フローラルな甘酸っぱい香り、甘味とひきたてあう柑橘系の風味、ふんわりと柔らかく甘い余韻が魅力です。

地域：オロミア州グジ、シダモ地方
農園名：ゲレナ農園
農園主：イスラエル・デガファ氏
標高：1350-1600ｍ
平均降雨量：750-1000mm
平均気温：23-32℃、夜間15-24℃
品種：ゲイシャ種
精製方法：ナチュラル（非水洗式）