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コロンビア - ポパヤンSUP

コロンビア - ポパヤンSUP

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  • ¥454

  • 本体価格(税抜価格): ¥420

オプション:


酸味
苦味
甘味
コク
アロマ

原産国 南アメリカ、コロンビア産
地域 カウカ県ポパヤン地区
収穫時期 3-6月
標高 約1690m
品種 カスティージョ、コロンビア、カトゥーラ
精製方法 ウォッシュド

カウカ県ポパヤン

コロンビア南部に位置するカウカ県の県都ポパヤンと、ポパヤン地区周辺から集められた複数品種のブレンドです。
アンデス山脈に囲まれた起伏豊かな地形、コーヒー栽培に適した複雑に入り組んだ斜面、プラセ火山やソタラ火山をはじめ山脈に並ぶ火山の数々と火山質の肥沃な土壌により、風味の良いコーヒーが育てられています。
特に火山由来の天然ミネラル豊富な土壌が、カウカ県のコーヒー特有のカラメルの香りを作り出すとされます。
カウカ県のコーヒーは原産地呼称制度によって守られ、登録された業者と商品のみがカウカ県産として販売することが許されています。


カツーラ系の3品種

カツーラ(カトゥーラ)種はブラジルのミナスジェライス州で生まれたブルボン種の突然変異種です。
木が小ぶりに密集して育つ矮小性のため、同じ面積でより多くの木を栽培して収穫を増やすことを可能にしました。
しかし病害耐性がやや弱く、病気の蔓延で農園が全滅するなどの危機を避けるため、より病気に強いカティモール(カツーラ種とティモール・ハイブリッド種の交配種)が生まれました。
(ハイブリッド種のコーヒーとは、風味が良く病気に弱いアラビカ種に強靭なカネフォラ種の遺伝子を組み込んだコーヒーとされます)
コロンビア種はそのカティモールから生まれた風味の良さと病気への耐性を併せ持つ品種ですが、病気への耐性は木の寿命にともなって弱まるため、さらなる研究改良が重ねられました。
そして近年生まれたのがカスティージョ(カスティーヨ)種で、優れた風味を持つカツーラ種と品質上差がないと高く評価されたほどの良い風味だけでなく、病害耐性・高い順応性・長い寿命・より多くの収穫量などの特性を兼ね備えた品種です。
優れた風味と安定した供給は消費者・生産者双方にとっての夢でもあり、カスティージョ種は現在コロンビア産のコーヒーの多くを占めることとなっています。


ノート:

チョコレートのトーンのあるアロマ、ブラッドオレンジやブラックベリーの酸味、香ばしいカラメルの甘味と心地よい口当たり、ダークチョコレートの風味が魅力です。
特に飲み終える頃に感じられる甘い後味、明るい甘酸っぱさや軽やかな苦味の表情の豊かさをぜひお楽しみください。


よみもの

自然の多様性の宝庫であり多民族国家でもあるコロンビアには、数多くの出自を持つ人々が、時に衝突しながらも共に暮らしています。
今日においても多様な民族と文化を擁するものの、その昔スペイン入植以降から今日に至るまでに数多くの先住・少数民族とその文化が失われてきたため、現在では先住民族の人々の暮らしと文化・言語を復興し守るための取り組みが進められています。
その例に漏れず、近年でも先住民族に対する暴力事件や先住民族の復権運動などを経験してきたカウカ県には、県人口の4分の1を占めるカウカの8先住民族が文化を守って暮らしています。
カウカ県の隣ナリーニョ県では、かつて反社会勢力のために麻薬やドラッグとなる植物の栽培を強いられ依存していた地域で、先住民族の人々が勇敢に麻薬栽培を拒否しコーヒー栽培に転換した歴史があるなど、農業や有機栽培に活躍する先住民族の人々の力は、コーヒー栽培にもなくてはならないものといえるでしょう。
コロンビア全体の人口のうち、メスティーソ(白人とラテンアメリカ先住民インディオの混血)をルーツとするのは40%以上、初期に入植したスペインやその他ヨーロッパをルーツとするのは40%程度、スペイン入植前からコロンビアに住んでいたネイティブアメリカンの末裔は3%、アラブ系のルーツが4%、完全な黒人あるいはアフリカから奴隷として連れて来られた黒人の末裔とムラート(アフリカ系とヨーロッパ系の混血)をルーツとするのは10%程度、その他アジア系・ユダヤ系・ロマ系などの移民も多く存在するとされています。
コロンビアには100を超える言語が存在し、その8割が実生活で用いられていることからも、人々のルーツの多さがうかがえます。


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