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原産国 | 中米・カリブ地域、コスタリカ産 |
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地域 | トレスリオス地区・タラス地区 |
標高 | 1,400~1,700m |
等級 | FSHB(輸出会社による独自規格) |
収穫時期 | 11月-2月 |
品種 | カツアイ種、カツーラ種 |
精製方法 | イエローハニー |
乾燥方法 | 天日乾燥 |
特徴 | SCAAカッピング評価:82.25点 |
ナチュラルとウォッシュドの大きな二つのプロセス(コーヒーの精製方法)の間のひとつに、ハニープロセスがあります。
ハニープロセスはコーヒー豆の周囲に残されるミューシレージの量や乾燥期間によってホワイトからブラックまでの5段階に分けられ、その中ほどに位置するのがイエローハニーです。
イエローハニーはコーヒーチェリーの外皮と果肉を除去した後、ミューシレージを半分ほど残して一週間強ほど乾燥させます。
その間にミューシレージから甘味成分を吸収したコーヒー豆は、通常のウォッシュドプロセスのものに比べてよりまろやかな口当たりと独特の濃厚な甘さ、繊細な風味を醸し出します。
ブラックハニーと比べるとより軽やかで、ホワイトハニーと比べるとより芳醇な味わいです。
生豆はウォッシュドのものに比べると黄色や橙色がかった色合いで、ほのかな甘い香りがします。
ジャガーハニーの輸出会社は、絶滅危惧種の野生のジャガーを保護する活動として、1kg当たり約2.2USセントをNational Conservation Programmeへ寄付しています。
FSHBは、輸出会社がより高い品質を目指してSHB(産地の標高の高さによる格付けで最高のもの)に頭文字F(ファイン)とつけた独自の等級です。
産地であるタラス地区はコーヒーの名産国コスタリカにおいても最も有名なエリアのひとつで、標高の高さから得られる冷涼な気候と火山質の肥沃な土壌に恵まれ、産出されるコーヒー豆のほぼすべてといえる大半がSHB(Strictry Hard Bean=標高の高い場所で育てられた非常に硬い豆)に分類されるなど、高品質で風味の良いコーヒーが育てられています。
ノート:
ピーチのような柔らかい酸味、はちみつの甘味、ベリーやチョコレートのトーンを持つ上品で豊かな味わい、しっかりと感じられるボディが特徴です。
キャラメルやミルクチョコレートの風味のある、まろやかな甘い口当たりが魅力です。
(コーヒーチェリー:左上は外皮つきのまま、右上は外皮と果肉、左下は外皮・果肉・ミューシレージの中にあるのがパーチメントで、その中にコーヒーの生豆がシルバースキンに覆われて入っています。)