酸味 | |
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原産国 | 中米・カリブ地域、コスタリカ産 |
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精製方法 | ホワイトハニー |
農園 | ガンボア農園(マイクロミル:モンタニャス・デ・ディアマンテ) |
標高 | 1800m |
環境に優しい方法でかつ高品質なコーヒーを産出する、コーヒーの名産国コスタリカ。
ガンボア農園は、コスタリカの高地に位置するタラス地区にあります。
マイクロミル、モンタニャス・デ・ディアマンテは、その中でも標高1800mに位置します。
完熟したコーヒーの実だけが一粒一粒丁寧に収穫され、マイクロミルだからこその品質重視で精製された、高地栽培のコーヒー(SHB)です。
チェリーのような軽やかでジューシーな酸味と、控えめな苦味、マイルドな口当たり。
高地生まれとハニープロセスが合わさった、芳醇で深みのあるコクとすっきりとした甘みが魅力です。
ハニープロセス
完熟したコーヒーの果実を収穫し、果肉部分を除去した後、コーヒー豆の周囲にある粘液質の部分、ミューシレージを残したまま乾燥させます。
ミューシレージには甘味が多く含まれ、ゆっくりと時間をかけて乾燥する間に甘味はコーヒー豆の中へ移ります。
手間暇がかかって発酵などのリスクも増えるハニープロセスで、適切に細心の注意を払って精製されたコーヒー豆は、独特の甘味と風味を得ます。
ハニープロセスの「ハニー」は、特別に「はちみつの味がする」という意味ではなく、現地中央アメリカの人々がこのミューシレージを「miel」(スペイン語で「はちみつ」)と呼ぶことから名づけられたもので、乾燥中のコーヒー豆が、甘い香りがするはちみつ色のべたべたするものだからといわれています。
ホワイトハニーからブラックハニーまで
ミューシレージの除去率と乾燥期間によって、精製後のコーヒー豆はホワイトからブラックまでいくつかの段階に分けられます。
そのうち、ミューシレージを最大90%除去し、一週間程度乾燥させたものがホワイトハニーと呼ばれます。
場所によって差異はありますが、それぞれ以下のようなものなります。
・ホワイト(ミューシレージ約90%除去、一週間ほど乾燥)
・ゴールデン(ミューシレージ約75~80%除去、一週間ほど乾燥)
・イエロー(ミューシレージ約50%除去、一週間強ほど乾燥)
・レッド(ミューシレージ約20~25%除去、二週間ほど乾燥)
・ブラック(ミューシレージ0%~ごくわずかに除去、一か月ほど乾燥)
ブラックハニーに近づくほど、より多く残したミューシレージの中でより長い時間をかけて乾燥させるため、より芳醇で濃厚なフルーツ感と独特の甘い風味が強くなる傾向にあり、逆にホワイトハニーに近づくほど、ハニープロセスの中ではよりすっきりと軽やかでありつつも、ウォッシュドコーヒーとは異なる甘味とコクをあわせもつ傾向にあるといわれます。